『YOROZU 〜妄想の民族史〜』
ロックやパンク、ラップはいつも破壊的だーーそんな思いが読後感として残った想像歴史小説です。
歴史の教科書には出てこない一般庶民の生活は昔どうだったのか?日々どんなことを考えて生きていたのか?そういう興味が湧いてきます。
ASIAN KUNG-FU GENERATION というベタだけどクールな名前のバンドでボーカルを担当するGotchこと後藤正文が小説を書くというのだから、読まざるを得ません。しかも、聴きながら読むのにぴったりなアンビエントミュージックCDも同梱されているので、超お得です。
歴史は勝者によって語られる訳なので、無数の敗者による物語はあるはずで、いずれも悲劇であり、喜劇になるのも必然性が高い訳です。納得。
『 YOROZU~妄想の民俗史~』からの名言
自分たちが日本的だと考えていることは本当に日本的なのか、みたいな問いがコボコボと胸の内で湧き上がりはじめたのは、東日本大震災以前のことだった。
今日の一言
なるほど、敗者から語る歴史はあった方がいい。それがロックであり、ブログかも。
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