これを知らないと疲弊する?!インパクトあるものづくりをしたい人のための『リ・インベンション』

「イノベーション」vs「リ・インベンション」という戦いが密かに行われています。そんな秘密の戦いが描かれている、この一冊。「イノベーション」は既存製品の性能を高める技術の争いで、疲弊を呼ぶのに対し、「リ・インベンション」は既存製品の意味を再発見し、新たな価値を創造します。iPadのような代表例だけでなく、ベイブレードやネスプレッソといった身近な事例や、ホヴディングというエアバッグ型の自転車用ヘルメットのような面白い商品が生まれた経緯を紹介してくれます。

他にも、革新的な自転車用ライトを開発したレボライツ、メモ記録用電子ペンのスマートペン、使いやすいキッチン用品OXO、ダイソンのエアマルチプライアー、ウォークマンがいかにして革新的な商品を世に届けてきたかという事例も面白く読めます。それらのストーリは、分かりやすい改善アプローチではなく、顧客を理解した上で顧客の予想を超えた商品を、こだわってつくる事例について知ることができます。

この本で使われる「イノベーション」というのはクリステンセンが言うところによると、持続的イノベーション、「リ・インベンション」は破壊的イノベーションととらえた方が分かりやすいかもしれません。つまり、改善的「イノベーション疲れ」を癒す一冊です。

新たな製品で、世間をアッと言わせたいと思っている人には必読。商品開発で無難に失敗したくない人も読んだ方が良さそうです。

さらに、この本は三品教授のゼミ生が執筆に深くかかわっているという点では、若手からどうやって力を引き出して良いか、どの位の実力があるのかについて疑問を持っている人にも、ぜひ読んでいただきたい本です。

『リ・インベンション』からの名言

•配慮と言えば聞こえは良いものの、その内実は妥協にほかなりません。妥協を重ねれば重ねるほど、製品のインテグリティが損なわれ、コアと位置づけるべき顧客層の離反を招いてしまいます。

気づいたこと

「素朴な疑問」 「熱い思い」「既存の組織との決別」はどの本でも一貫している

今日の一言

Reinvention というのは用語としてどうなんだろう。

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