『プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本』

プロジェクトマネジメントは古くから存在する問題。そう、常に仕事上つきまとう困難、てことですね。こういう古くて新しい問題には、新しい解決策が提示されていることもあるし、新しい捉え方が提示されていることもあるので、定期的に読んだ方が良いわけです。「教育」や「健康」も似た類のテーマですね。
で、結論から言うと、決して目から鱗が落ちるということはないものの、表現がわかりやすい。昔のプロマネ本と比較すると、相当にわかりやすく、何をなすべきなのかが書かれているな、という印象です。
基本もしっかり押さえた上で、名言も多いし、具体性も高いです。
プロジェクトマネジメントがなぜ重要で、なぜ難しいのかといえば、以下の本質になると思います。
スタートとゴールが決まっている
不確定要素が多い
異なる立場や専門性をもつ人が分業してかかわる
その本質をとらえた上で、
プロジェクトマネージャーに選ばれる人はビジネスパーソンとして基本的な実務能力や交渉力が高いことが多く、また観察眼も鋭いことからプロジェクトの色々な不備に気がつきがちです。責任感もあるため、「自分がやらなければ」となにもかも手を出してしまい、これがかえってプロジェクト全体での対応が遅れリスクを増大させることもあります。
というスキル上の元も子もない能力がキモなのですよね。
能力向上は個人のさまざまな努力の結果身に付くものですが、どんな力が必要なのか、まさに基本がわかりやすい一冊です。
『プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本』からの名言
•交渉の前面に立たないプロジェクトマネージャーは各関係者から信用されないため、プロジェクトの継続性にも支障をきたします。
今日の一言
基本は基本。わかりやすさは改善できる。
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