『キーエンス解剖』ていうか死亡解剖くらいかな

秘密のベールにくるまれた高収益企業「キーエンス」を記者が追った本。

新聞記者と言えば、表面的なことを追って煌びやかに読まれる内容をドラマチックに書く、といった偏見がありました。ですが、キーエンスという会社が謎すぎて(著者はそれなりに接点ありますが)、淡々と得られた情報を繋ぎ合わせるだけでも魅力的な一冊に。

新聞記者による経営書で思い出すのは、ジェシカ・リビングストンによるFounders at Work ですが、そのくらいどんどん嵌っていって欲しいですね。というのも、キーエンスのような会社は「当たり前のこと」を「徹底的に」やっているからです。ある意味、これが経営の極意かもしれません。

『キーエンス解剖』からの名言

キーエンスOBと話していても、「目標意識」「目的意識」「問題意識」という言葉が頻繁に出てくる。

今日の一言

凄い人は身近にいるし、凄い会社は日本にもある。青い鳥より日々のルーチン。

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