『The Culture Map 異文化理解力』
久々に震えるノンフィクションを読んだ気がします。
こういうことだったのかー---!って、これまでの違和感やモヤモヤを整理してくれたエリン・メイヤーは感謝です。特に「コミュニケーション」と「評価」の仕方にここまで国民性があるとは、目から鱗。
この本は、まずは海外で働くと感じる色んな「違い」がなぜ起きるのかを教えてくれます。そして、その「違い」は乗り越えられると思わせてくれます。
さらに、外国との文化の違いに限らず、国内企業間でも存在するカルチャーギャップを乗り越えていくヒントも存分に提供しています。そして読み進めると、日本の伝統的企業が時代に合わないカルチャーを持ち合わせていることも徐々に感じていくことになります。従業員、特に若手の、が気づいているものの、直しにくいこともカルチャーで説明できます。
果たしてどんなカルチャーがイノベーションに向いているのか。事業成長にどのようなカルチャーが必要なのか、捉え直してみるチャンスです。改めて自社の文化を見つめ直してはどうでしょうか?海外で成功したい人にもマストですね。
『異文化理解力』からの名言
ローコンテクストの文化圏においては、シンプルで、明快で、曖昧さがないことが効果的なコミュニケーションだとされており、多くのコミュニケーターがこの要件に従うが、たいていは十分に自覚的ではない。
今日の一言
要素分解は西洋文化。帰納的に理解して納得したのは東洋の文化。
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『お金のむこうに人がいる』
『遅考術』