それぞれの経営理念のストーリー『変革のための16の経営哲学』
日本の経営者ストーリーはあまり語られることが少ないのですが、数多くの起業家・経営者の伝記を取りまとめた本になっています。色々なフェーズの企業をリードした経営者が混ざっているので、ごった煮の印象はありますが、「フジフイルム」「マーケティング」という言葉に釣られなければ、面白く読めます。私のように釣られた方は肝心の富士フイルムがないので、がっかりするかも・・・
色々な気づきは得られますが、ソニーの設立趣意書がここまで未来志向だったのには驚きました。今でも通用しますね。むしろ通用させないと・・・
ソニーの井深さん、ホンダの本田さん、孫さん、ユニクロの柳井さん、サムスンの李さん、稲盛さん、永守さん、等々21人が取り上げられています。
中でも、宅急便を興したヤマト運輸の小倉さんが提唱する経営リーダーの条件が挙げられていたのが、納得感とともに個性的ならしさがあって面白かったので紹介します。
- 論理的思考
- 時代の風を読む
- 戦略的思考
- 攻めの経営
- 行政に頼らぬ自立の精神
- 政治家に頼るな、自助努力あるのみ
- マスコミとの良い関係
- 明るい性格
- 身銭を切ること
- 高い倫理観
『改革のための16の経営哲学』からの名言
近くを見るから船酔いするんです。100キロ先を見てれば景色は絶対にぶれない。ビジョンがあれば、少々の嵐にもへこたれません。苦しいときこそ、船と仲間を命がけで守れる人でなければ、大将になってはいかんのです。試練なんて黙っていてもやってくるものなんです。(孫正義)
気づいたこと
時代と成長フェーズと理念は極めて近い
今日の一言
本屋も違う意味で釣りコーナーを作ったら面白いかも
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