アライアンス戦略論


久々にかなり堅めの本。
論文みたいなもの。誰がこんなタイトルの本を読むのか?って不思議に感じるかもしれませんが、しっかりニーズはあると思います。資本提携や業務提携も増えていますし、専任組織のある会社も多いです。
実際、増刷もされていますし、帯に書いてあるように、総論と実務が一冊に書かれれているのはちょっと貴重かもしれません。欧米や中国企業との文化的違いなどにも触れられていますし、巻末には契約書の雛形まであります。
例えば、企業間アライアンスをそれぞれの業界と交換する経営資源から4つの象限に分けるアライアンス・マトリックスというツールは、アライアンスの狙いがはっきりとしますし、交渉のポイントも明確になると思います。
第1象限:同業界×同種資源 → 規模追求
第2象限:異業界×同種資源 → 能力補完
第3象限:異業界×異種資源 → 顧客統合
第4象限:同業界×異種資源 → 機能分担
日本には第1象限の提携が多く、横並びになっているという指摘ももっともです。違う業界で組んだ新機軸を期待したいですね。
『アライアンス戦略論』からの名言

これからの経営戦略は、企業の境界を超えて、内外の経営資源を同等に対象としたものになるであろう。また、アライアンスの専門家としてではなく、企業の境界に捉われることなく経営を考え、判断し、実践できる人材として育成する必要がある。そうでなければ、いずれ時代の変化に翻弄されることになってしまう。

気づいたこと
アライアンスは一般的な売買取引と、企業買収の中間。
今日の一言
アライアンス・マトリックスは“縁”のフレームワークかも。

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