2度目でも十分意味のある『キャズム2』

キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論 
イノベーションやマーケティングの原則として新製品や新技術が普及するプロセスを示し、なぜ新製品の売上が失速するのかを解説したことで「キャズム」は一躍有名になりました。しかし、多くの企業はこのメカニズムを理解せずに、もしくは理解しても実行できずに、キャズムに陥っているように感じます。この本にはつい、やってしまう“あるある”が多すぎます。

ポイントは「マーケティング」と呼ばれていること(特に、ハイテク・マーケティング)を、きちんと顧客目線で理解し、実行すること。
今回の『キャズム2』は、B2BのIT業界に絞って書いていることで、具体性と解像度が上がったアドバイスが沢山示されています。事例が新しいので、もう一度原則に立ち返るきっかけとしておススメの一冊です。

特にアーリー・アドプターの特徴と扱い方は知っておかないといけません。

  • アーリー・アドプターは、新たなテクノロジーがもたらす利点を検討、理解し、それを正当に評価しようとする。そして、彼らが抱えている問題にこのテクノロジーを適用してみようと考えるのである。現在抱えている問題を新たなテクノロジーが解決してくれる可能性が高ければ、彼らは進んでその製品を購入しようとする。そして、製品の購入を決める際に、他社の導入事例には頓着せず自らの直感と先見性を拠り所とする。
  • アーリー・アドプターが購入しようとするのは、変革のための手段である。
  • テクノロジー・マニアとは異なり、ビジョナリーが価値を見出す対象はテクノロジーそのものではなく、テクノロジーがビジネスにもたらす大いなる飛躍なのだ。
  • これまで述べたことからもっとも重要な原則を引き出すとすれば、それは、「ビジョナリーの期待を管理する」ことに全神経を注げということだ。
  • 要するにビジョナリーというのは、テクノロジー・ライフサイクルの初期に、多額の収入と大きな宣伝効果をベンダーにもたらしてくれる存在なのである。



敢えて補足するとしたら、下記の言葉を置き換えてみるといいかもしれません。
「ホールプロダクト」→ジョブ、解決したい用事
『キャズム2』からの名言

機能ごとにつぶさに比較検討すれば、市場に認められていないプロダクトのほうが優れていることも少なくないからだ。

気づいたこと
名著は何度読んでも気づきがある。
今日の一言
名著は実務家が書く。

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マインドwww.dyerware.comwww.dyerware.comwww.dyerware.comwww.dyerware.comwww.dyerware.com
革新度www.dyerware.comwww.dyerware.comwww.dyerware.comwww.dyerware.comwww.dyerware.com

One Response to 2度目でも十分意味のある『キャズム2』

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