実は誰もが『サイコパス』?
なぜこんな本が流行っているのだろう?と余計なことが気になってしまうテーマ。自己中心的で、他人の痛みがわからないサイコパスが周囲に多いと感じているのか、自分がそうなのではないかと不安なのか、はたまた単なる興味本位なのか?
私は、『脳はどこまでコントロールできるか?』の著者の最新作を読みたかったから。そして、なぜこんなタイトルの本が売れるのかを知りたかったからです。
脳科学社が解説するサイコパスに関する本書は、わかりやすくなっているものの、サイコパスの脳の構造に関する内容よりはサイコパスとのつきあい方が記載されている現実的な論点。
サイコパスが身近にいる人にはとっても役立ちそうです。
読んでいると、「へ〜」とか「ふ〜ん」といった内容が多いのですが、個人的ニッチな興味から深く共感したのは、「シリコンバレーの起業家に求められる気質は、サイコパスの性質と合致しています。」という下り。結局、いろんなバラツキや個性を持っている人間には、サイコパスっぽい人もいるということで、同じ形質がプラスに働くこともあるってことですね。適材適所とはよく言ったもので、現実的にこういうキャラクターと付き合っていかないといけないのでしょう。もちろん、犯罪を犯すまでのバラツキはいけませんが。
『サイコパス』からの名言
ハーバード・メディカル・スクールの心理セラピスト、マーサ・スタウトは、「良心」とは、「行動」でも「考え」でも「認識」でもなく、「情動(感情)」のなかに存在している、と指摘しています。
今日の一言
サイコパスは病気なのか?そもそも、普通の人間って何か?
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『メタファー思考』
『データ分析の力』を過信しないために