『なぜ僕らは働くのか』
「わかりやすい」と評判の池上さんがどのように、「仕事」を整理するのか知りたかったです。わかりやす過ぎると、ウソになるし、難しすぎると書く意味がない。一生過ごしてもわかりえない可能性の高いテーマについて、1冊にまとめるなんて、どんなことが書いてあるんだろう…と興味津々でした。
結果、非常に納得感が高いです。まとめ、というよりも提言に近いですかね。とにかくいきなり多くを望むな、でも一つ一つ目の前のことを頑張れば幸せになれる、仕事とはお金を稼ぐだけでも成功するためだけのためでも、生き甲斐のためだけでもないから、一人ひとりがその道を見つけ出さないといけない。と、まとめてしまえばそういうことかもしれませんが。良い結論だと思いました。
もちろん、一冊に書いてあることはそれだけではなく、色々と役立つことや励ましの言葉が書かれています。子供にも勧めておきました。
例えば、どんな仕事でもうまくいく人、というリストはずっと念頭に置いておきたいですね。
- 責任を持って仕事をする
- 仕事熱心で向上心がある
- よく考えて行動する
- 人への思いやりがある
- 謙虚で感謝を忘れない
- うまくいかなくても引きずらない
- できないことは仲間に頼る
私たちには恐れを知らない時期がありました。それは赤ん坊のときです。赤ん坊は最初、歩くことができません。でも、「転ぶのが怖いから」と歩くことをあきらめたり「自分には歩く才能がない」と投げ出したりすることはありません。今日の一言 ある程度無知だけれど、ある程度能力がある状態が幸せを作るのかもしれない
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