『マッキンゼー 世界の経済・政治・軍事を動かす巨大コンサルティング・ファームの秘密』
名前は有名だが、中身は誰も知らない企業「マッキンゼー」。一体どのようにして、設立され、成長してきたのかをドキュメンタリー調に深く調べ上げた大作です。しかし、コンサルティングとは何かを知らない方には難しいかも。読み終わるとコンサルにしか分からない感覚的なスゴさや問題点が残りますが、それを説明するのは困難なので、やめておきます。しかしそれではあまりにもなので、コンサルティング会社の違いを象徴的に示す作り話があることを知ったので、紹介しましょう。
もし、クライアントがいま何時かと聞いて来たら、
ブーズ・アレン： 何時ならいいですか？
アーサー・D・リトル： グリニッジ標準時で９時４５分２０秒です
マッキンゼー： どうして知りたいんですか？時間を知ることが役立つような、どんな決断をしようとしているのですか？
と、非常に商売上手であると言います。
まあ、クライアントにしてみれば、商売が下手なコンサルには経営を頼みたくはないでしょうが、優秀でハングリーな若い人を入社させ、事業を展開してきた物語はコンサルタントなら必読ですね。
『マッキンゼー』からの名言
「戦略を使って最も確実に金を稼ぐ方法は、それをほかの人々に売ることだ」とマシュー・スチュワートは述べている。
気づいたこと
経営のビジネス化を発明したのがマッキンゼー
今日の一言
経営者も手を抜きたい
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