『リーン・スタートアップを駆使する企業』なんてあるのか?

リーン・スタートアップを駆使する企業 
「リーン・スタートアップ」というベンチャー素早く成長させる手法を、大企業でも「駆使」することができるのでしょうか?
そんな素朴な疑問がタイトルに凝縮されていますね。社内ベンチャーをやっている人や新規事業を生み出すことに躍起になっている人は気になって買ってしまうと思います。
その『リーン・スタートアップを駆使する企業』には何が書いてあるかと言うと・・・
★ 序章-おススメです。「イノベーションのジレンマ」がわかりやすく解説されていて、大企業でもリーン・スタートアップを実行しないといけないな、と感じさせます。そのためには、「イノベーション・コロニー」という新規事業を生むための独立組織を立ち上げる事を勧めています。
現在の市場環境の5つの原則が、多くの企業が波に乗ることのできた時代と大きく異なっていいます。その守るべき5つの原則とは

  1. 市場の変化は予測不可能である
  2. 小さなチームが大きな価値を創る
  3. 新しい市場は勝者が独り占めする
  4. スピードが唯一の競争力である
  5. 成功には多くの失敗がつきものである

これらの原則に従った組織づくりと人選、プロセスづくりがこのイノベーション・コロニーが成功する条件です。
5つの原則はいずれも直感と反するかもしれません。しかし、電話は5000万人の利用者を獲得するのに75年、ラジオは38年、テレビは15年、フェイスブックは3年半という歴史を見ると、いかにスピードと言う競争力の重要性が上がっているかわかるはずです。また、チームの大きさについても、つい大きな組織の方が優れていると考えがちですが、インスタグラムが10億ドルでフェイスブックに買収されたとき、従業員が13人しかいなかったことからは、スタートアップでは小さなチームを見くびってはいけないことが良く分かります。
『リーン・スタートアップを駆使する企業』からの名言

企業の価値、能力、組織は、既存の事業を継続するためには大きな強みとなるが、新たな市場を開拓するためにはほとんど役に立たない。

今日の一言
序章以外は宣伝っぽい・・・

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