『セイラー教授の行動経済学入門』
いまや行動経済学は、学者だけのものではなくなっています。
マーケティング、デザイン、ファイナンス、さらには国の経済政策や企業の組織設計にも応用されています。
本書は行動経済学の権威による、行動経済学の各テーマをかき集めた文集のようなものです。
本書の原題はThe Winner’s Curse、つまり勝者の呪い。どんなプロジェクトも入札して受注すると不幸な気がしますよね?そのメカニズムも「勝者の呪い」です。
落札することが目的化してしまい、適切な金額で落札することができなくなってしまいます。人間は合理的な行動が取れない動物なんですよね。
こういう法則って知っているかどうかで大きな違いがあるような気がします。なので、行動経済学はどんな大人も知っておきましょう。この本は、ちょっと読みにくいけどね。
『セイラー教授の行動経済学入門』からの名言
私はまた、ほかならぬ人間の天性に関する知識こそ、行動を説明し、予測しようと試みる経済学者にとっても有益であると考えているが、現実にはさまざまな議論を呼んでいるのが実情である。
今日の一言
実践する方が面白い。
テクニック | |
---|---|
マインド | |
革新度 | |
『プリスーエジョン』
価値を考えるための『お金2.0』