『GE 巨人の復活』

  

シリコンバレーを絶賛する著者が多い中で、そういう浮かれた思いもなく冷静に見習う巨人を取材した著者が書いた本です。

正直に言えば筆者は、グーグルをはじめとするシリコンバレー企業のことが好きではない。日経BP社のような出版社はこの15年ほど、デジタル広告やデジタルメディアの台頭によって、紙の雑誌の販売や広告収入が激減するという憂き目に遭っている。

シリコンバレーに破壊されていたり、破壊されつつあるレガシーな産業にいるのは、何もメディアだけではなく、ほとんどの製造業はこういう危機を迎えています。
そのレガシーな一社であるGEはしかし、敵を見習ってこの危機を乗り越えようとしています。その姿を書いたのがこの本書です。

リーンスタートアップといったプロセスの重要性、優秀な人を惹きつけることの重要性、データの重要性、デジタルへの変革の必要性。

どれも大切なんだけど、じゃあ一体どうやるの?っていうのが実例で詰まった一冊です。経営者がデータやソフトウェアの大切さを理解できないなら、経営者を変えるしかないってことですね。

『GE 巨人の復活』からの名言

ウェルチ時代のコングロマリット路線を否定し、シリコンバレーのスタートアップを徹底的に見習って、製造業を「デジタル製造業」へと変えていこうとしているGEだが、変わらないところもある。それはGEが他者から学び、変化を恐れない姿勢だ。

今日の一言
シリコンバレーに行かなくても、当たり前のことを徹底的にやれば勝てる。

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