大企業のリーンスタートアップ『スタートアップウェイ』
ご存知『リーンスタートアップ』のエリック・リースが大企業にそのノウハウを応用したらどうなるのでしょうか?
もちろん、ある程度成功しているからこのような本が出たのでしょうが、スタートアップの考え方をしっかりとインストールできるとしたら相当期待できると思いませんか?
まずは、スタートアップの5原則。
- 継続的イノベーション
- スタートアップを仕事の原子単位とする
- 欠けている機能
- 再創業
- 継続的変容
まあ、これだけでは何だか分からないと思うので、こちらも紹介しましょう。
リーンスタートアップ方式
- スタートアップが成功するために真でなければならない信念をあきらかにする。これを要となる仮説(Leap-Of-Faith Assumptions)と呼ぶ。
- この仮説をできる限り短時間で費用もかけず検証できる実験を用意する。これを実用最小限の製品(Minimum Viable Product)と呼ぶ。
- 科学者のように考える。実験はなにがうまく行ってんあにがうまく行かないのかを学ぶチャンスだととらえる。この「進捗の単位」を検証による学び(Validated Learning)と呼ぶ。
- 実験で学んだことを持って最初に戻る。このくり返しを構築ー計測ー学習のフィードバックループ(Build-Measure-Learn Feedback Loop)と呼ぶ。
- 一定の間隔(ケイデンス:Cadence)で、戦略を変更(ピボット:Pivot)すべきか、いまのまま方向性を維持辛抱(Persevere)すべきなのかを判断する。
前作『リーンスタートアップ』よりも、大企業に向けられているだけに、キーワードも多く、価値観をどのように変えるべきなのか、という論点が多いですね。
変わらなければいけないのは、価値観であり、スピード感ですから。
『「スタートアップウェイ」の経済的解明』からの名言
企業のCEOに会ったとき、私がよく尋ねる質問がある。次の2項目の責任者は、たったいま、だれですか、だ。
大きく成長し、将来、社内に新部門を設置する可能性もある構想を統括する仕事
実験や繰り返しを重視しするアントレプレナーの意識をもって組織の日常業務ができるようにする仕事
今日の一言
「ウェイウェイ」って死語?
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『0 to 100 会社を育てる戦略地図』
医療4.0