南部さんが格好イイ『不格好経営』


泣けます。
会社を作ることはそこまでドラマチックなのだったのか、と感動しきりです。南部さんのストーリーテリングはさすが、としか言いようがありません。DeNAとか、企業経営とか、忘れてしまいます。物語として劇的で、派手で、分かりやすい。この語り口がまさに南部さんがDeNAを立ち上げる時に人を巻き込んだ力であり、コンサルタントとしても影響力を発揮した力なんでしょうね。物語として、成功談としておススメです。
そういう意味では起業の話としては「不格好」どころか、良く出来過ぎているかもしません。
逆に、ビジネス書として参考にならないかというと、そうでもなく、細かいポイントはいくつか参考になります。例えば、ターゲット顧客と自分の感覚が離れていることを悟るとすぐに分かる人に任せる、意思決定の内容だけでなく、スピードを重視する、不十分な情報で決めるときのトップの覚悟の持ち方、などです。
こういうリアルな話は書けないことがあったり、単一の視点であることが気になるかも知れませんが、臨場感を持って追体験してみてはどうでしょう。『iモード事件』を思い出す良書です。
『不格好経営』からの名言

事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。

気づいたこと
人生はドラマだ。
今日の一言
事実は小説より奇なり。[easyreview cat1title="テクニック" cat1detail=" " cat1rating= "2" cat2title="マインド" cat2detail=" " cat2rating="5" cat3title="革新度" cat3detail=" " cat3rating="5"]

One Response to 南部さんが格好イイ『不格好経営』

  1. […] ちなみに、2013年のベストは『不格好経営』、2014年は『海賊とよばれた男』でした。 […]

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