『爪と目』


最近の芥川賞は技巧派が評価されているのでしょうか。
テーマや洞察の深さよりは奇抜な筆のテクニックに焦点が当たっているような印象を受けます。映画に例えると映像技術が評価されて、作品賞を撮るようなイメージでしょうか。
連れ子からという珍しい視点で、不倫の後結婚した継母を見つめる。
技巧的過ぎるその視点は、書き出しの文を三つほど進むと、実は案外しっくりきました。その後は、サスペンスドラマを見ているよう。
作品として楽しめると思います。
『爪と目』からの名言

はじめてあなたと関係を持った日、帰り際になって父は「きみとは結婚できない」と言った。

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