コンセプトが弱ければ、その商品もまた弱い 「成功はコンセプトから始まる」
「コンセプトが弱ければ、その商品もまた弱い」というのが、この本のコンセプト。
この意味が分からないと、まずいかもしれません。
もの作りにおいてもなぜiPhoneが勝って、ガラケーが負けるのか、一生分からないままに終わってしまいます。買い手に伝わるのは、コンセプトであって、作り手の努力ではないのですから。
「ごてごてと機能をテンコ盛りにすれば、誰かがどれかにひかれて引っ掛かるだろうというのは、どんな顧客も取りこぼしなく捉えようとする地引網的な貧乏くさい発想です。しかしコンセプトの勝負で勝てるのは、どこかに引っ掛かればいいや、という地引網の発想ではありません。たとえ少数の顧客であっても、本物のニーズを解決する一本釣りの発想です。」
では、このようにコンセプトから始めて成功するにはどうしたら良いか?作者は4つのシンプルなステップで解説しています。
- コンセプトの持つパワーを理解する
- アイデアをつくる
- 持続できる将来像を描く(うまくいかなければステップ2に戻る)
- 人に伝える 人を巻き込む
それぞれのステップについても、事例や考え方が丁寧に書かれているので、マーケティングや商品企画をやっている人には必読本です!
Kindle版もあるので、Kindle化した人はそちらを。
『成功はすべてコンセプトから始まる』からの名言
コンセプトは、既存の知識や経験などの積み上げや、ロジカル・シンキングだけでは見つけることができません。つまり、いままでとは違う「新しい仕事のやり方」を身につける必要があります。 その仕事とは、「コンセプトからスタートし」「決定してから細部を詰める」、もしくは「行動してから考える」方法です。
気づいたこと
マッキンゼー出身者からもこういう本がでるんですね~
今日の一言
このブログのコンセプトは、「イノベーション副読本」
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ついにジレンマは終わる
『 社内起業完全マニュアル』