『エクサスケールの衝撃』
未来を創造するには、その未来を想像しないとできない。とはよく言われていることですが、この本は読み始めるといきなり、それが未来のことなのか現在のことなのか、わからなくなります。
タイトルは、スーパーコンピューターの計算速度を指す「エクサ」が達成されたことを指しています。しかし、本の内容はそれが実現された時代の私たちの生活を予言する未来絵図です。
読んでみてイメージできないことばかりでも構いません、と著者は言います。なぜなら、今、コンビニが存在しない世の中を想像できないとは言いながら、コンビニが登場してからわずか40年くらいしかたっていないのです。
未来像の大きな転換点はいわゆるシンギュラリティ、ではなく、その少し前に起きる「前特異点」にあるという姿。コンピューターの開発者であり、医師でもある著者の未来像に興味がある方は読んでみてはどうでしょうか。
『エクサスケールの衝撃』からの名言
当然ながら、現在に生きる我々は、過去の人類の悠久の営みの総体である。“巨人の肩”に、単に偶然に腰掛けさせてもらっているだけであることも、決して忘れてはならないだろう。
今日の一言
ビジョンは美女?ん?
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