『昨日までの社会』から現代が見える。未来が見える。
ベストな社会とはどんな社会でしょうか?西洋化したWEIRD(Western, Educated, Industrialized, Rich, Democratic)な目線で見るとWeird(奇妙)に映るニューギニアの原始的な社会も、もう少し広い視野でみると、色々と理に適っています。
- 人間社会のしくみ
- 友人と他人と敵の見分け方
- 平和と戦争
- 子育て
- 高齢者への対応
- リスクの想定
- 宗教
- 言語
- 健康
といったことに対して、先進国は必ずしも進んでいないことが驚きの新事実。
例えば、原始社会の人たちの方が、多言語を自由に操ったりするらしいし、リスク対応が進んでいるらしい。
また、現代社会の持つ意外な効力も。例えば、けんかが殺し合いになることがない、戦争で負けたとしても全員が殺されることはまずない。大量破壊兵器がたくさんあるにも関わらず、戦時中に死ぬ可能性ははるかに下がっています。
『銃・病原菌・鉄』を先に読んだ方が理解は深まると思いますが、この本単独でもおススメ。
とにかく、文明や社会、そして生き方に対する超俯瞰的な視点を与えてくれます。
人間社会の原型を知ると、本質が浮かび上がります。
『昨日までの世界』からの名言
アメリカでは、子どもたちの遊びでさえ、勝ち負けを競う遊びが一般的である。しかし、ニューギニアの伝統的社会では、そのような偏りはみられない。子どもたちの遊びには、協力行動の要素が含まれている。そして、そこには勝ちも負けもないのである。
気づいたこと
原型を見ることは本質を見ること
今日の一言
プロトタイプ
テクニック | |
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マインド | |
革新度 | |
『ビジネスモデルの教科書』
『楽観主義者の未来予測』