『ダークツーリズム』

 

世の中には普段はタブーとなっているようなネガティブなものが溢れています。

「負の遺産」という言葉に象徴されるような、タブーを敢えて保存・保護し、私たちが過去の失敗や犠牲の上で現代を享受できていることを再確認する観光名所もあります。原爆ドームやアウシュビッツは代表的なものでしょうか。

そのように、人類の負の側面を目当てに観光することをダークツーリズムというそうです。

実はこの本のタイトルに触れるまでは聞いたこともない言葉だったのですが、ぱっと目に入ってきた瞬間に「好きかも・・・」と思いました。

実際に読み始めると、一気読み。

網走刑務所や、足尾銅山、熊本の炭鉱跡など、マイナーながら確かに日本が忘れている近代化の遺産をメインに辿ります。

権力によって不当に扱われたり、大きな被害を被った歴史はどこにでもあるのかも知れません。それを忘れたいのも、忘れないようにするのも人間なのだということがルポルタージュから伝わってきます。

『ダークツーリズム』からの名言

これはダークツーリズム以外の観光形態にも言え、「ここが素晴らしい」という押しつけがあると、旅人の内なる革新につなげることがやはりできない。
今日の一言

売り手のエゴと買い手のこだわりがぶつかる。エゴは醜いがこだわりは美しい。

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