『プログラマの数学』
プログラムを書くのに数学って必要なの?って疑問に思う人もいるかもしれません。先人たちのお陰で最近はググればだいたいのプログラムを書くことができるからです。でも、私たちオジサンには、数学を解くためにプログラムが必要だった人の方が多いのではないでしょうか。
そんなオジサンたちのために書いたわけではないでしょうが、コンピュータをフル活用するために数式を操れることが大事なことには変わりがありません。プログラムを書く人のために、いまさら学びなおせない数学をまとめたのがこちらの本です。
機械学習の原理も非常にわかりやすく触れられています。オトナの学びなおしに。
『プログラマの数学』からの名言私たちがプログラムを書くのは、人間だけでは解けない問題を解くためです。今日の一言 プログラマーと呼ばないのがプログラマ。
| テクニック | |
|---|---|
| マインド | |
| 革新度 | |
『イノベーション全書』
イノベーションのように、常に進化、というか、革新していることに対して「全書」なるものが存在しうるのか?!と半信半疑で読み始めましたが・・・
途中から、なるほど!と。さすが紺野先生。イノベーションを実践するための、様々な考え方をギリシア哲学まで振り返りながら紹介してくれます。
特に、本書の醍醐味は他の数多ある手法論の関係性について述べてくれていることです。「全書」なる立場でなくしては書けないような、俯瞰した視点はイノベーション本に飽きた人には新鮮さがあるのではないでしょうか?
そのような俯瞰した視点を持ちつつも、あくまでも「実践を通してしかイノベーションを知り得ない」というメッセージも貫いていて、割と楽しく読めました。
『イノベーション全書』からの名言イノベーションは私たちがなすべきことをなす、その実践のプロセスにおいて起きるのです。今日の一言 「全書」の全書はゲーデル文。
| テクニック | |
|---|---|
| マインド | |
| 革新度 | |
『LEAP』リープしようよ。
なるほど!
「リープ」と言われて、イマイチ当たり前感しかなかったのですが、原題は『LEAP How to Thrive in a World Where Everything Can Be Copied』といいます。
書かれている事例は、どれも企業の大変革の素晴らしい例でとても興味深いです。さらに、実はここが大事なのですが、戦略を転換した企業は、その場しのぎ的に対応したことが次の道を切り開いているという点です。
そして、次にその切り開いた道を新しい企業の形としてリープ(飛躍して)変革します。
「新たな知識分野へと跳躍」するとか、「セルフ・カニバリゼーションを恐れるな」とか、「人工知能を味方につける」とか、見出しとしてはありきたりに聞こえるかもしれませんが、事例の多い、MBAの教科書的な内容でとっても勉強になりました。
『LEAP』からの名言戦略と実行は切り離せないのであるから、考えているだけでは不十分だ。今日の一言 永久不滅はない。ないなら、滅したらいい。
| テクニック | |
|---|---|
| マインド | |
| 革新度 | |
数学ガールズでは?『数学ガール』
話題のシリーズを触ってみようかと思いました。
高校まで数学は嫌いではなかったのですが、大学に入って挫折。そんな僕なら、老若男女流行っていると言われている『数学ガール』なら結構楽しめるんじゃないかと思いました。
感想は…
甘酸っぱい恋愛のストーリーは追って楽しいんですが、その数式の展開が100000倍ほど早くて、大変。子どもたちにも読んでもらったけど、別段普通の小説のような反応でした。
こう書くと、つまらなそうな感想ですが、決してつまらないわけではありません。ライトで面白いけど、その割に脳がフル回転で疲れちゃうって感じです。元気なときに読んでください(笑)
『数学ガール』からの名言高校時代、数学を通して関わった彼女たちを、僕は決して忘れない。今日の一言 高校時代なら、何をしても青春だ。
| テクニック | |
|---|---|
| マインド | |
| 革新度 | |
『21 Lessons』
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』の売れっ子著者、ユヴァル・ハラリ氏の三部作ともいえる作品の締めくくりは「21Lessons」という題名です。
21の教訓ということですが、21もの課題でありながら互いに連関し、相互に人類の未来を決めるであろう論点であることがわかります。
1 幻滅――先送りにされた「歴史の終わり」
2 雇用――あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
3 自由――ビッグデータがあなたを見守っている
4 平等――データを制する者が未来を制する
5 コミュニティ――人間には身体がある
6 文明――世界にはたった一つの文明しかない
7 ナショナリズム――グローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
8 宗教――今や神は国家に仕える
9 移民――文化にも良し悪しがあるかもしれない
10 テロ――パニックを起こすな
11 戦争――人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
12 謙虚さ――あなたは世界の中心ではない
13 神――神の名をみだりに唱えてはならない
14 世俗主義――自らの陰の面を認めよ
15 無知――あなたは自分で思っているほど多くを知らない
16 正義――私たちの正義感は時代後れかもしれない
17 ポスト・トゥルース――いつまでも消えないフェイクニュースもある
18 SF――未来は映画で目にするものとは違う
19 教育――変化だけが唯一不変
20 意味――人生は物語ではない
21 瞑想――ひたすら観察せよ
ふむふむ。僕の人生はこんなに長く続くのだろうか。子供たちの世界はこうなっているのだろうか。誰もがこれだけのことに向き合わないといけないのだろうか。
さまざまな疑問が頭をよぎります。この教訓は誰のためのものなのだろうか???
『21 Lessons』からの名言「人間の愚かさは、歴史を動かす重要な要因なのだ、過小評価されがちだ。今日の一言 自分は愚かだ。
| テクニック | |
|---|---|
| マインド | |
| 革新度 | |
『1兆ドルコーチ』
グーグルとアップルというシリコンバレーの両雄を支えた伝説のコーチ、ビル・キャンベルを追悼してエリック・シュミットがこの本を執筆しました。追悼ということもあるかもしれませんが、「こんな凄い人いるのか!?」と驚くことばかりのリーダーシップエピソードが満載です。
リーダーシップとは書きましたが、一応「コーチ」という立場が近いようです。周りからも「コーチ」と呼ばれていました。しかし、コーチを超えて親友やメンター、先輩、親代わりとも言えるような支えをシリコンバレーを創った偉大な創業者たちにしていたことがわかります。
ビルの指導の特徴は、創業者を信じること。とにかく創業者の思いや力を最後まで信じます。しかも彼らの「チーム」が持つ力を信じ、現場を大事にする点はとても共感できます。テクニックに走りがちなテクノロジースタートアップにとっても現場・人材・思いが重要なのです。
一方でこの本の特徴は、そうした偉大な功績を単に称えるだけではなく、他にも応用できるよう、他の研究成果も挙げながらその効果を一般的に解説してくれます。 最後に、コーチの支えが最も必要となりそうな50歳で転機を迎える際のアドバイスが5点挙げられています。参考まで。
- クリエイティブであれ
- ディレッタントになるな
- バイタリティのある人を探せ
- 才能を生かせ
- 将来のことを心配して時間をムダにするな
『1兆ドルコーチ』からの名言
「マネジャーの仕事は議論に決着をつけることと、部下をよりよい人間にすることだ」とビルは言った。
今日の一言
タイトルも大事だし、コーチイー(コーチされる人)も大事。
| テクニック | |
|---|---|
| マインド | |
| 革新度 | |
