クリステンセン最新刊 “Competing Against Luck”

Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice 

待望のクレイトン・クリステンセン最新刊。
読まなきゃ損です。

あまり知られていませんが、Amazonの創業者でありCEOであるベゾス氏はクリステンセンの本を熟読し、アドバイスを求め、会社の風土や戦略へと落とし込んでいます。

2012年に『イノベーション・オブ・ライフ』を出してから、もう4年空いています。
イノベーションを興すために不可欠な「ジョブ」の考え方を「ジョブ理論」へと進化させ、多くの事例とともに解説しているのが Competing Against Luckになります。タイトルは直訳すると、
「運と勝負する」
ということなんですが、ハテナ???

今のマーケティング調査はまったく再現性をもった理論に根ざしていないので、売れるか売れないかは運次第になっているというのがクリステンセンの主張です。
大胆ですね。でも、そんなものではないでしょうか?
「ジョブ」とは、人が何かを雇う(=買う)目的です。目的を忘れたまま、何が売れて何が売れないという情報を扱っていても意味を持ちません。

この本は、ジョブ理論とは何か?ジョブの探し方、ジョブを中心にした組織をつくること、という3部構成になっています。
ジョブとは何であって、何でないか、という部分は多くの人にとって役に立つのではないでしょうか。クリステンセン以外にも『ビジネスモデルジェネレーション』他、多くのビジネス本がジョブ理論を取り上げていますが、一体ジョブとは何なのか?に答えた本を読みたい方は多いのではないかと思います。

あと、目からウロコだったのが、「データは人工的なものだ。誰かがどんなデータを集め、どう整理するか決め、どう見せ、意味づけするかを決めている。」という一節。データは客観的だと思いがちですが、恣意的な視点で集められていますからね。
『 Competing Against Luck』からの名言

All data is man-made. Somebody, at some point, decided what data to collect, how to organize it, how to present it, and how to infer meaning from it – and it embeds all kinds of false rigor into the process.

今日の一言
日本語のタイトルをつけるの難しい・・・

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