デザイン思考と経営戦略
この本が指摘していることは自分の経験と照らし合わせても納得できることが多く、その通りだと思います。でも、若干難解。なぜなら、筆者の奥出さんの指摘には膨大な知識や教養が前提にあるためで、この本を読んで欲しい経営者の多くはこのような学者の理屈に共感しづらいのではないでしょうか。一方で、この本では、イノベーションは既存の事業とは異なるパラダイムであるということを「耳タコ」になるまで繰り返しています。とにかく「やってみなきゃわからない」。この本のタイトルに惹かれて読み始めたものの、難しくて本を置いてしまったとしても、一度新しい「ものつくり」をトライしてみてはどうでしょうか?それからもう一度読んでも遅くはないと思います。
『デザイン思考と経営戦略』からの名言
製品イノベーションは、顧客の世界を作り手が経験し理解することで比較的簡単に行うことができる。一方、経営者を説得して製品イノベーションを事業化する意思決定を下してもらうまでが非常に大変である。経営者側の価値観や経営戦略的な視野の狭さといった問題を指摘するのは簡単であるが、それ以上に、製品イノベーションの価値を明確に示す方法が現在の企業のなかで組織的に欠落していることが問題なのだ。一言で言えば、新商品企画と技術開発を別の集団で行っていることだ。
気づいたこと
やっぱりプロトタイプを作ってみなきゃわからない。
今日の一言
困ったら現場百回。そしてプロトタイピング。
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大富豪アニキの教え
明日は誰のものか イノベーションの最終解