ビジネスの誤解を解きたい『みんなの経営学』
結構おススメです。
特に、ビジネスや仕事をお金儲けの手段としてとらえ、やり過ごそうと考えている人には教養としての経営が語られていて、きっと新しい世界が開けるのではないでしょうか。少なくとも最後の章はみんなに読んでもらいたいです。
『利己的で打算的な人間が貨幣の創造によって登場したならば、それは貨幣が生み出されて以降のたかだか数千年の歴史しかありません。人類が誕生したのが二五万年前だとすると、人々が平等で助け合っていた二〇万年以上の歴史があるはずです。働くとは、自分の蓄財ではなく、みんなのために行うことだという長い経験が遺伝子の中に残っているはずです。』
強いリーダーに誰しもついていきたいし、できればなりたいと思うものですが、果たして何が強いリーダーなのか?もしくは、何故人は強いリーダーに惹かれるのか、といったことを考えたことはないのではないでしょうか。
そういう考え方を著者は「教養」と位置づけています。その言い方、結構好きです。
『みんなの経営学』からの名言
労働組合が経営に参画する制度の国もあるようですが、従業員も会社の主体だとする会社観は日本企業の不思議の代表格のようです。
ここで心にとめておいていただきたいのは、行動(behavior)と行為(act)は違うということです。ある目的を持ち、それを達成するために動くのが行為、衝動的な動きや無意識の振る舞い含めたものが行動です。
気づいたこと
行動と行為は違う。経済は外部要因、経営は内部要因。
今日の一言
経営と主体性は同じ。
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