経営戦略の変遷をまとめるとこうなる?!『経営戦略全史』


経営戦略を立てるとき、SWOTから入りますか?それとも5フォース?それともブルーオーシャンを狙いますか?
いわゆる経営「学者」たち(そしてコンサルタントたち)が、いつも正解かの顔をして新しい経営戦略をしたり顔で説明しますよね。なんか嘘っぽいし、以前のセオリーはどうなったの?????っていくつも疑問符がつきますよね?
彼らも悩んでいるんです。そして、時代と共にセオリーを進化させてきているのです。そんな物語が一気に読めるとあれば、絶対必読ですね。

例えば、科学的管理法の父、テイラーはそれまでテキトウに行われていた生産(主に鉄鋼)を数字で管理し、人の作業もマニュアル化しました。これをやると、軒並みどの会社も業績が伸びます。それはそうです。目分量とどんぶりな指示で労働者を管理していたわけですから、すぐに結果がでます。
すると、経営者は調子に乗り、労働者は機械のように働かされて、上手く行かなくなります。そうすると、より高度な組織管理や人材管理が求められます。
しかし、会社が力を付けてきても売るものが間違っていると、成長が止まるので、ポジショニングなどのマーケティング戦略が必要になってくるという訳です。
途中色々端折って、今は「アダプティブ戦略」。高速に試行錯誤しながら、色々な企業行動を試し、成功する方法を探せ、というのが先端のようです。つまり、そこまで未来は見通しにくくなっている。万能な戦略などない、という結論です。
まあどんな事柄も一つ答えが見つかると、次の問いが出てくるものですが、経営も例外がないですね。でも過去の偉人たちに耳を傾けて考えてみるのは、いつも新たな発見があるものです。
『経営戦略全史』からの名言

すべては、状況次第。外部環境がダイジなときはポジショニング派的に、内部環境がダイジなときはケイパビリティ派的にやればよい

気づいたこと
HOWを考える人の数<WHATを考える人の数<WHYを考える人の数
今日の一言
なぜこんな本がこれまで出なかったのだろう?

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One Response to 経営戦略の変遷をまとめるとこうなる?!『経営戦略全史』

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