『バリュー・プロポジション・デザイン』
ご存じ『ビジネスモデル・ジェネレーション』は新しいビジネスモデルをどうやって設計するのかを紹介した本です。
この続編といっても、「そもそも」の価値とはどうやって作るのか?という内容になっています。一般的なビジネス書のようにバリュープロポジションとは何か?ということが書かれているというよりも、まるでバリュープロポジションを作るプロセスとツールのプレゼンのようです。パワポのように、ページは横長で、図やツールもたくさん。ツールもダウンロードして使えるようになっています。
つまり、頭で理解するための本ではなく、実際にやってみるための本です。なので、正直読みづらい…
実は、バリュープロポジションの仮説を立てるのは、ほんの一部。その後の仮説検証にページの大半を割いています。
ビジネスの、そしてバリュープロポジションの仮説検証は本当に大事です。しかも、手早く、泥臭く、工夫することが大切なのですが、この本にはいくつもの例が載っていて、本気でビジネスを作ろうとしている人には役立ちますね。
本題の「そもそもの価値」はどうやって見つけるのかと言うと、結局は観察と共感を通じて「ジョブ (Job-to-be-done)」を発見するプロセスなんですよね。
ということを考えると、Job-to-be-doneを「仕事」としてしまっているところは少し残念・・・
『バリュー・プロポジション・デザイン』はまさに価値をデザインしようとする人に使ってもらいたい一冊です。読むだけではピンとこないかも知れません・・・
『バリュー・プロポジション・デザイン』からの名言
“オフィスの中にいては現実がわかりません。外に出て顧客と話しましょう。”スティーブ・ブランク
気づいたこと
本にはまだまだ試されていないビジネスモデルがある
今日の一言
デザインが身近になってきた
テクニック | |
---|---|
マインド | |
革新度 | |