『ベンチャーキャピタルの実務』

コンサルティングを超えて今一番謎な職業はベンチャーキャピタルかもしれません。
いったい、VCは何をどうしているのか?
どうやって儲けているのか?(給料良さそうだし)

そんな謎のVCが何をしているのかを一冊で。かなり丁寧に解説してくれています。

最後にはベンチャーキャピタル十二訓という職業倫理というか思いというか精神性が示されていて、テクニックだけでなく熱量もグッド。

『ベンチャーキャピタルの実務』からの名言

スタートアップにおける市場の捉え方や事業モデルは変化が激しいため、“チェックリスト”方式では質の高い投資の意思決定ができない。

今日の一言

存在意義を認識している会社は強い。

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『世界「失敗」製品図鑑』

ほとんどの新商品は予定通りに売れないと言います。

でも、こういうことは学びの宝庫なのにもかかわらず、記憶から消え去られてしまいます。

しかし、大失敗したものについては、薄っすら覚えていたりしますね。その背景や理由を深掘りしてくれる勉強になる一冊でした。

『世界「失敗」製品図鑑』からの名言

私たちは結局のところ消費者のことなどわからないのです。その前提に立ち、いくらデータが正しいと示していても、上司がOKと言っても、「ひょっとしたら違うかもしれない」「世の中変わってきているのかもしれない」という健全な問いを挟むことが求められるのです。

今日の一言

失敗から学ぶ方が役に立つと思うな。

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『電通マンぼろぼろ日記』

この本はノンフィクションというべきなのか、「元電通マン」を自称する人の妄想なのか。

昭和の話が大半とはいえ、平成令和もこの調子。さすが電通というべきなのか、電通許せないというべきなのか、答えが出ないまま一気に読めてしまう本です。

テレビや広告の裏側や、電通が築いたいびつな業界構造を少しでも知っていると、納得できるかもしれませんが、何気なく手に取ると胸糞悪いかもしれません。まあ、事実を50%以上含んでいるとしたら電通はなくなった方がいいですね。反面教師、エンタメ、ブラックユーモアとしては一気に読めちゃいます。

『電通マンぼろぼろ日記』からの名言

一般にも知られた電通の心得に「鬼十則」がある。

今日の一言

我々は何のために働いているのだろう。

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『頭のいい人が話す前に考えていること』

「頭がいい」というのは生まれつきではないんですよね。

頭を良くしたい、と思うことはないかもしれないけれど、頭良く見られたいとか、スマートに暮らしたいとか、誰しも頭悪くはなりたくないし、頭悪く見られたくはないですよね?

自虐的に頭悪いフリ、はあるかもしれないけど、それも頭の良さなのかもしれません。

この本を書いた人は間違いなく頭が良くて、頭が良いことが伝わってくる整理された一冊です。

黄金の7法則というのは、

1.とにかく反応するな

2.頭のよさは、他人が決める

3.人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する

4.人と闘うな、課題と闘え

5.伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい

6.知識はだれかのために使って初めて知性となる

7.承認欲求を満たす側に回れ

頭が良いかどうかはおいておいて、成功する法則であることは間違いなさそうです。

『頭のいい人が話す前に考えていること』からの名言

これまで数々の新人を見てきましたが教わるのがうまい人は、聞きやすい人や身近な人ではなく、“聞くべき人”を考えてから聞きにいき、さっさと課題を解決し、成長します。

最後にお伝えしたいのは、頭のいい人になることよりも、頭のいい人であり続けることの方が難しい、ということです。

今日の一言

本質は同じ。コストは自分が決めるけど価値は相手が決める。

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『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方 』

何事も、「始める」のが大変だし、「始め」が肝心。

だからこそ、こういう本があるのかもしれません。

「組織開発」という言葉は、なんとなくわかるけれど、つかみどころがないし、共通言語とは言い切れないですね。そんな組織開発を、始めやすくする枠組みや事例がちりばめられている文字通りの入門書だと思います。

『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方』からの名言

私が企業で組織開発をしていたときには、そういう反応に対して、理屈ではなく「忙しいときほどやるべきですよ」と単純な言い方をしていました。くどくどと説明してしまいがちですが、言い切るのがコツなんです。

今日の一言

何ごとも始めるのが大変。何ごとも始めが肝心。

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2023年のイノベーション本ランキング

さて、今年は少し積読が増えて完読した本は思ったより少ないですが、ランキングを一応したいと思います。並行して読んでいるものがいくつかあって順位をつけるのは難しかったです。

 

まず3位について、タイトルから想像するよりも深い本。

倒産した事実よりも、どんなことがあって、そこに至ったのか。簡単ではありますが、切り取り方は面白く学びが深いと思います。

 

2冊目はこちらです

日本人として、読みたいですね。日本愛が高まり、外国に対してもリスペクトが深まる一冊です。

 

2023年のベストは迷いますが、WBCに優勝したということで白井さんの『メンタル・コーチング』。コーチングというのは、知識ではなく、技能であり、習慣なので、定期的に読まないといけませんね。ノウハウというより、刺激、プレッシャー、ハードルを上げていきたい感じです。

新刊ではないですが、今年の振り返りと、自分への振り返りということで。よいお年を!