2023年のイノベーション本ランキング

さて、今年は少し積読が増えて完読した本は思ったより少ないですが、ランキングを一応したいと思います。並行して読んでいるものがいくつかあって順位をつけるのは難しかったです。

 

まず3位について、タイトルから想像するよりも深い本。

倒産した事実よりも、どんなことがあって、そこに至ったのか。簡単ではありますが、切り取り方は面白く学びが深いと思います。

 

2冊目はこちらです

日本人として、読みたいですね。日本愛が高まり、外国に対してもリスペクトが深まる一冊です。

 

2023年のベストは迷いますが、WBCに優勝したということで白井さんの『メンタル・コーチング』。コーチングというのは、知識ではなく、技能であり、習慣なので、定期的に読まないといけませんね。ノウハウというより、刺激、プレッシャー、ハードルを上げていきたい感じです。

新刊ではないですが、今年の振り返りと、自分への振り返りということで。よいお年を!

『人生を変える読書 』

読書は、人生の深みを与えてくれる活動だと改めて感じさせてくれます。

優れたリーダーは必ず読書家だという話がありますが、それを裏付けるようなエピソードや内容がたっぷり詰められた一冊です。

もちろん、読書はリーダーの必要条件であって十分条件ではないので、読むことを軽視する人もいるかもしれませんが、数千年の人間の叡知(と、バカさ加減)を獲得するには読書以上のツールはありません。

しかも精神論的に読書を勧めているのではなく、著者なりの工夫やコツ、読み方などもちりばめられて、嬉しい「叡知の叡知」もあります。

『人生を変える読書』からの名言

しばしば、人間の三大欲求として、「食欲」「睡眠欲」「性欲」が言及されます。これらは肉体に起因するものですが、これに対して、私は、人間を人間たらしめている精神的な欲求というのは、「知りたい」「自由になりたい」「幸せになりたい」という三つではないかと考えています。

今日の一言

叡知が積みあがるより早く失敗が積みあがって詰まないようにしたいね。

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『世界「倒産」図鑑 』

良いコンセプト。

分かりやすいタイトル。

読みやすい内容。

古今東西の倒産した会社のエピソードが紹介されています。こういう実例は本当に参考になるし、いかに冷静さを失ってしまうのかを気づかせてくれます。

誰も「倒産させよう」と考えて経営するわけではないのに、まるで破滅を目指すかのような動きを取ってしまうことは想像つきます。

人間は判断を間違えることもありますが、それを省みることなく間違った判断を繰り返してしまうのが破滅的ですね。一旦悪いサイクルに入ると正すことはできなくなってしまいやすいし、自己正当化をはじめてしまいますね。ことごとく。歯止めの利く経営は重要かもしれません。

『世界「倒産」図鑑』からの名言

その業界において、ルールが大きく変わる「勝負の時」というのは必ず訪れます。そのタイミングで、変なしがらみにとらわれることなく、正しい意思決定ができる状態にあることが何よりも大切だということをこの事例は教えてくれます。

今日の一言

失敗もこうやって価値になる。

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『バイオベンチャーがこれから成長するために必要な8つの話』

ふむふむ、バイオベンチャーを取り巻く環境は?!

特にアメリカと違うのはこういうところなのか!

という本。勉強になりますね。

というのも、日本にVCができたのはアメリカに遅れること26年。そのまま、いろんなことが20年遅れくらいで起きているそうです。

『バイオベンチャーがこれから成長するために必要な8つの話』からの名言

バイオベンチャーの最終ゴールは上場ではなく、医薬品を創出し患者さんのもとに届けることにあります。上場はあくまで通過点であり、その後の更なる成長を促進させるためのステップです。

今日の一言

何ごとにも遅すぎることはないけれど、何ごともアメリカ以外の基準もあるます。

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『間違いだらけのコンサル転職』?!

コンサル業界ほど、外から何をやっているのかが分かりにくい業界はないのかもしれません。

でも、憧れる。

そんなときに、こんな本は果たして役に立つのか?

一応、面接対策にはなるとは思いますね。でも、この本の先にはもっと内省して、言語化して、アウトプットに慣れていた方がいいかもしれません。

『間違いだらけのコンサル転職』からの名言

フレームワークとは、あくまで説明のための方便であることもあるし、一通り思考をめぐらえた後に「何か抜けている要素はないかな?」とチェックする意味合いしかない。

今日の一言

時々、自分の業界を俯瞰するのもよい。

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『1冊目に読みたい DXの教科書』

DXって何?とか、そもそも何で?とか、そういう基本的なこと皆な知らないでやってるよね?  っていうところを上手にカバーしてくれる本、そしてタイトルです。

まずは定義から。

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、2004年にエリック・ストルターマン教授が提唱した、DigitalとTransformation(X)を組み合わせた言葉です。

この定義に留まらず、DXは再定義されているようですね。社会のDX、行政のDX、企業のDX、の3つに細分化されたのも興味深いです。

この本の最大の意味は、手段としてのデジタルではなく「価値」を中心においている点です。例えば「提供価値フレームワーク」というものを紹介しています。

顧客の実現したいことを軸に、あるべき姿を描き、阻害要因などを踏まえた打ち手を考えるフレームワークです。

図解が多くて本当に敬服します。

『DXの教科書』からの名言

リーンスタートアップのデメリットは、プロジェクト開始時に開発範囲、コスト、開発期間が確定しないためリスクが見えず、従来の投資判断では評価しにくいことです。しかし、従来のプロセスにおいても、正確に見積もれないリスクは存在し、開発サービスと顧客ニーズのギャップの表面化を先延ばしにしているだけとも言えます。

今日の一言

大人になっても教科書読んだって恥ずかしくないよ。

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