『頭のいい人が話す前に考えていること』
「頭がいい」というのは生まれつきではないんですよね。
頭を良くしたい、と思うことはないかもしれないけれど、頭良く見られたいとか、スマートに暮らしたいとか、誰しも頭悪くはなりたくないし、頭悪く見られたくはないですよね?
自虐的に頭悪いフリ、はあるかもしれないけど、それも頭の良さなのかもしれません。
この本を書いた人は間違いなく頭が良くて、頭が良いことが伝わってくる整理された一冊です。
黄金の7法則というのは、
1.とにかく反応するな
2.頭のよさは、他人が決める
3.人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する
4.人と闘うな、課題と闘え
5.伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい
6.知識はだれかのために使って初めて知性となる
7.承認欲求を満たす側に回れ
頭が良いかどうかはおいておいて、成功する法則であることは間違いなさそうです。
『頭のいい人が話す前に考えていること』からの名言
これまで数々の新人を見てきましたが教わるのがうまい人は、聞きやすい人や身近な人ではなく、“聞くべき人”を考えてから聞きにいき、さっさと課題を解決し、成長します。
最後にお伝えしたいのは、頭のいい人になることよりも、頭のいい人であり続けることの方が難しい、ということです。
今日の一言
本質は同じ。コストは自分が決めるけど価値は相手が決める。
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『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方 』
何事も、「始める」のが大変だし、「始め」が肝心。
だからこそ、こういう本があるのかもしれません。
「組織開発」という言葉は、なんとなくわかるけれど、つかみどころがないし、共通言語とは言い切れないですね。そんな組織開発を、始めやすくする枠組みや事例がちりばめられている文字通りの入門書だと思います。
『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方』からの名言
私が企業で組織開発をしていたときには、そういう反応に対して、理屈ではなく「忙しいときほどやるべきですよ」と単純な言い方をしていました。くどくどと説明してしまいがちですが、言い切るのがコツなんです。
今日の一言
何ごとも始めるのが大変。何ごとも始めが肝心。
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2023年のイノベーション本ランキング
さて、今年は少し積読が増えて完読した本は思ったより少ないですが、ランキングを一応したいと思います。並行して読んでいるものがいくつかあって順位をつけるのは難しかったです。
まず3位について、タイトルから想像するよりも深い本。
倒産した事実よりも、どんなことがあって、そこに至ったのか。簡単ではありますが、切り取り方は面白く学びが深いと思います。
2冊目はこちらです
日本人として、読みたいですね。日本愛が高まり、外国に対してもリスペクトが深まる一冊です。
2023年のベストは迷いますが、WBCに優勝したということで白井さんの『メンタル・コーチング』。コーチングというのは、知識ではなく、技能であり、習慣なので、定期的に読まないといけませんね。ノウハウというより、刺激、プレッシャー、ハードルを上げていきたい感じです。
新刊ではないですが、今年の振り返りと、自分への振り返りということで。よいお年を!
『人生を変える読書 』
読書は、人生の深みを与えてくれる活動だと改めて感じさせてくれます。
優れたリーダーは必ず読書家だという話がありますが、それを裏付けるようなエピソードや内容がたっぷり詰められた一冊です。
もちろん、読書はリーダーの必要条件であって十分条件ではないので、読むことを軽視する人もいるかもしれませんが、数千年の人間の叡知(と、バカさ加減)を獲得するには読書以上のツールはありません。
しかも精神論的に読書を勧めているのではなく、著者なりの工夫やコツ、読み方などもちりばめられて、嬉しい「叡知の叡知」もあります。
『人生を変える読書』からの名言
しばしば、人間の三大欲求として、「食欲」「睡眠欲」「性欲」が言及されます。これらは肉体に起因するものですが、これに対して、私は、人間を人間たらしめている精神的な欲求というのは、「知りたい」「自由になりたい」「幸せになりたい」という三つではないかと考えています。
今日の一言
叡知が積みあがるより早く失敗が積みあがって詰まないようにしたいね。
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『世界「倒産」図鑑 』
良いコンセプト。
分かりやすいタイトル。
読みやすい内容。
古今東西の倒産した会社のエピソードが紹介されています。こういう実例は本当に参考になるし、いかに冷静さを失ってしまうのかを気づかせてくれます。
誰も「倒産させよう」と考えて経営するわけではないのに、まるで破滅を目指すかのような動きを取ってしまうことは想像つきます。
人間は判断を間違えることもありますが、それを省みることなく間違った判断を繰り返してしまうのが破滅的ですね。一旦悪いサイクルに入ると正すことはできなくなってしまいやすいし、自己正当化をはじめてしまいますね。ことごとく。歯止めの利く経営は重要かもしれません。
『世界「倒産」図鑑』からの名言
その業界において、ルールが大きく変わる「勝負の時」というのは必ず訪れます。そのタイミングで、変なしがらみにとらわれることなく、正しい意思決定ができる状態にあることが何よりも大切だということをこの事例は教えてくれます。
今日の一言
失敗もこうやって価値になる。
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『バイオベンチャーがこれから成長するために必要な8つの話』
ふむふむ、バイオベンチャーを取り巻く環境は?!
特にアメリカと違うのはこういうところなのか!
という本。勉強になりますね。
というのも、日本にVCができたのはアメリカに遅れること26年。そのまま、いろんなことが20年遅れくらいで起きているそうです。
『バイオベンチャーがこれから成長するために必要な8つの話』からの名言
バイオベンチャーの最終ゴールは上場ではなく、医薬品を創出し患者さんのもとに届けることにあります。上場はあくまで通過点であり、その後の更なる成長を促進させるためのステップです。
今日の一言
何ごとにも遅すぎることはないけれど、何ごともアメリカ以外の基準もあるます。
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